Grub2Winの使い方-Windows11とAndroidx86をデュアルブート

PC
この記事は約8分で読めます。

Windowsとその他のOSをデュアルブートできる
『Grub2Win』の使い方です。

※2024年08月 Windows11のアップデートで、デュアルブート環境がつぶされるようです。
詳しいことは検索して調べてみてください。

GRUB2WINとは

『Grub2Win』とは、
EFIを使用しているOSのブートを追加したり編集できるツールです。
Windows11とAndroidx86などをデュアルブートするように設定できたりします。
Windows上で設定できるので安心です。

バージョンによってウィルス反応が出ることがあります。
ですので、リンク貼るのはやめておきます。

UEFI+GPT 環境でないとインストールできない仕様になったようです。
インストールすると起動時にGrub2Winから表示されます。

ヘタをすると起動しなくなるのでバックアップをとって、復元できるようにしておいて下さい。
私はバックアップツールは『Macrium Reflect Free Edition』を使っています。
レスキューメディア作るのもお忘れなく。

いかなる不具合・損害が発生しても当方は一切責任を負いません。

自己責任でお願い致します。

このような起動画面になる

さて、『Grub2Win』をインストールすると起動画面が下のようになります。
ここで起動するOSを選択するわけです。

デザインが気に入らなければ、背景程度なら変えることが出来ます。

自分で用意したjpeg画像を使用することもできます。

アンインストール

Grub2Winをアンインストールすればインストールする前に戻ります。
アンインストール後にゴミが残る場合は『EFIBootEditor』などで編集してください。

自己責任でお願い致します。

用意するもの

Grub2Win
・Linux系イメージ(ここではAndroidx86)など
・Linxインストール用USBメモリ、USBライティングツール(vRufusVentoyなど)
Linux Reader Linuxを入れたExt4のディレクトリを見ることができる。
(見れない場合は適当なLinuxをUSBにRufusなどで書き込み、liveで立ち上げて見て下さい。)

例としてAndroidx86を入れてみる

一例としてAndroidx86を入れてみます。
Androidx86の詳しいことは他の解説サイトなどを御覧ください。

注意としては、GRUB2を入れるかと聞かれるので、

<Skip>
を選択します。
つまりGRUB2を入れない選択をします。

GRUB2というのはAndroidx86を起動するのに必要なブートローダーなのですが、
あとで入れる『Grub2Win』が代わりになりますので。

あと、Androidx86を入れるExt4パーティションは事前につくっておいて、
Androidx86のインストーラーのフォーマット機能は使わない方がいいと思います。
なんかおかしくなったことあるので。

ここでは例としてGRUB2をスキップしましたが、
使おうとしているLinuxにはGRUBが必要な場合もあるかもしれないので、
ご自分の判断・責任の上で行って下さい。

Grub2Winをインストール

Grub2Winを入れるドライブを指定します。

特に問題なければCドライブで


Return To The Setup Menu を押します。


Delete the setup files にチェックが入ってるとセットアップファイルが削除されます。
Close The Setup Program を押して閉じて下さい。

Grub2WinでAndroidx86ブートの設定をする


下の Manage Boot Menu を押します


上の Add A New Entry を押します


Type で選択します。ここではAndroid


ここが一番の肝です。
The Current Android Kernel Path Is
でkernelのあるディレクトリ名を指定します。
ドライブの指定は必要なさそうです。


ディレクトリ名は『Linux Reader』で確認することが出来ます。
(見れない場合もあるので、その場合軽量なLinuxをliveで立ち上げて見て下さい。また、フルーガルインストールといって、LinuxのISOからKernelなどを取り出し、任意の場所に置くインストール方法もあるようです。)

ドットやハイフンも正確に記述してください。
ここでは見ての通り『android-8.1-r6』とあるので、
それを The Current Android Kernel Path Is に入力します。


The specified Android boot file was not found on any Windows partition.
This can be normal if the Android boot file is on a Linux ext partition.
Do you want disable Windows boot file checking for this menu entry?
指定されたAndroidブートファイルがWindowsパーティションで見つかりませんでした。
これは、AndroidブートファイルがLinuxextパーティションにある場合は正常です。
このメニューエントリのWindowsブートファイルチェックを無効にしますか?

『はい』で

あとは解像度などを適切なものを選び、
『OK』とか『Apply(適用)』を押します。


解像度とカウントダウンの秒数を必要なら設定して『OK』

再起動してみて下さい


このような画面になるので
Androidを選択


Androidが起動しました。

Grub2Winから起動しない場合

『Active(アクティブ)』になっていない可能性があります。
アクティブにする方法は、一例として『EFIBootEditor』を使用する場合、「Active」にチェックを入れて「SAVE」です。

小ネタ

見た目を変える


右上のプレビューが表示されてるところをクリック


背景画をクリックすると


背景画選択画面になります。

Add Background Images をクリックすると自分で用意した画像を設定できるようになります。
画像はデフォルト設定ではここに置かれるようです。
C:\grub2\userfile\user.backgrounds

上のSet Colors で文字色を変えられます。
選択のカラーバーの色は変えるところないですが、
下の『Highlight Selected Item』のチェック外せば消せます。

Android以外を起動する

『Add A New Entry』で項目を新規作成し、
Type で選べば他のOSも追加できます。

リストにあるLinuxなら問題ないと思うのですが、
リストにないものは、ChainloadやOtherLinuxやCustomCodeでやっていきます。

LAKKAを起動する

chainloadでも起動すると思いますが、
その他のOSを入れてる場合、そっちが起動してしまうので、
LAKKAを指定しておきます。

まず、LAKKAの先頭パーティションにドライブ文字(例:K)をあてて見えるようにします。

次に『Add A New Entry』の右の『Import Configration File』→『Linux』
からLAKKAの
『EFI\BOOT\grub.cfg』
を指定します。

するとブートメニューに追加する項目を選択できる画面になるので、
必要な項目にチェックを入れます。

以上でとりあえず起動できる準備は整います。

ディスク番号とパーティション順位で指定する場合
『EditCustomCode』で
『echo From file “K:\\EFI\BOOT\grub.cfg”』
の部分を
『echo From file “\\?\Harddisk0Partition7\EFI\BOOT\grub.cfg”』
のようにLAKKAのあるdisc番号とPartition番号を指定します。
この場合、「Harddisk0Partition7」とあるように
0番ディスクの7番パーティションにあるgrub.cfgを読み込んでるわけです。
なお、最も先頭にあるパーティションは「0」番で、2番目が「1」番です。

ディスク番号とパーティション順位の代わりにUUIDでもいけます。
例:UUIDが3635-674536の場合
『echo From file “3635-674536\EFI\BOOT\grub.cfg”』
です。

パーティションのUUIDを確認方法

LAKKAの場合、「grub.cfg」にUUIDが書いてありました。
それを上記のようにコピペすればいいです。

その他の場合で、パーティションのUUIDを確認するには、Linuxが必要になるようです。

Linuxのlsblkコマンドを使用する:
Linuxの端末とかターミナルとかいう名称のアプリを立ち上げ、
lsblkコマンドでUUIDを確認します。
lsblkコマンドは、ブロックデバイスの情報を表示するために使用されます。
-fオプションを付けて実行すると、各ブロックのUUIDなどの追加情報を取得できます。
次のコマンドでUUIDを表示できます。
lsblk -f

順番を変えたり、いらない項目を削除したりする


Manage Boot Menu
右側の上下矢印で順番を変えたり、
左側のDeleteボタンで削除したりできます。

その他

ここは分からない人は下手に触らないほうがいいです。
EFI Partition Operations

Set EFI Firmware Boot Order

タイトルとURLをコピーしました

当サイトの画像および文言・情報の無断転載を禁じます。
著作権保護法に基づき、しかるべき処置をさせていただいております。
引用した場合は当サイトトップページへのリンクを貼って下さい。